【徹底解説】舗装工事の品質管理とは?長持ちするアスファルト舗装をつくるためのポイント

2025.10.20

宇都宮市あるいは宇都宮市近郊にお住いの皆さん、こんにちは。
宇都宮市を中心に道路舗装工事、主にアスファルト舗装を行っている株式会社工藤建設工業です。

道路づくりの現場では、見た目では分からない「品質管理」が、アスファルト舗装の寿命を大きく左右します。
完成した道路が滑らかで耐久性のある状態を保つためには、施工中のわずかな温度差や締固め度の違いが決定的な影響を与えます。

ここでは、舗装工事における品質管理の重要性と、アスファルト舗装を長持ちさせるための具体的な管理項目を詳しく紹介します。

🦁アスファルト舗装における品質管理の重要性

舗装工事では、見た目よりも「見えない品質」が何より重要です。
とくに以下の3項目は、アスファルト舗装の耐久性を決める基本要素となります。

・合材の温度管理

・骨材の粒度管理

・締固め度(密度)の管理

・これらの管理が不十分だと、供用開始から短期間で以下のようなトラブルが発生します。

・路面のひび割れや剥離

・雨水によるポットホール(穴あき)

・走行時の振動・騒音増加

・クレームや補修費の増大

つまり、見えない品質管理こそが、アスファルト舗装の長寿命化の鍵なのです。

🐰温度管理はアスファルト舗装の品質を左右する

舗装品質で最も重要なのが、アスファルト合材の温度管理です。
アスファルト混合物は、温度が高すぎても低すぎても適切に締め固まりません。
そのため、施工中は常に温度を計測し、「最適温度域」を維持することが求められます。

温度管理の目安は次の通りです(気象条件や混合物の種類により変動します):

・敷均し時:120~150℃

・初期転圧時:110~140℃

・二次転圧時:80~120℃

現場監督は、合材の温度低下を防ぐために次のような対応を行います。

・施工スピードの調整

・プラントへ温度上昇の出荷指示を依頼

・温度データをリアルタイムでグラフ化・記録

こうしたきめ細かい管理が、高品質で耐久性のあるアスファルト舗装を実現します。

🐼品質確認に欠かせない代表的な試験方法

施工後は、舗装の品質を確認するために各種試験を実施します。
以下の試験は、アスファルト舗装の状態を客観的に評価するうえで欠かせません。

● コア抜き試験

ランダムに選定した箇所から舗装を円筒状に採取し、試験室で以下を分析します。

骨材の粒度分布

アスファルト量

締固め度(密度)

厚み(出来形)

● 現場密度試験(砂置換法)

路盤の締固め度を確認する試験です。
穴を掘り、乾燥砂の体積を測定して密度を算出します。
設計通りの強度を確保できているかを判断する大切な工程です。

● 平坦性試験

表層施工後に行う出来形管理。
「3mプロフィルメーター」を使用して路面の凹凸を測定し、走行の快適性をチェックします。

● プルフローリング試験

荷重をかけたダンプトラックを走行させ、路床や路盤の不良箇所を目視で確認します。
異常があれば、該当箇所を良質な材料に交換して補修します。

✅まとめ

見えない管理がアスファルト舗装を守る

舗装工事の品質管理は、単なる検査ではなく「道路の寿命を延ばすための仕組み」です。
温度・密度・平坦性といったデータを正確に管理することで、耐久性の高いアスファルト舗装が完成します。

見えない部分での丁寧な品質管理こそが、快適で安全な道路を守る最大の秘訣なのです。

✅ ポイントまとめ

アスファルト舗装は温度管理が命

締固め度や平坦性の試験で品質を数値化

小さな管理の積み重ねが長寿命舗装を実現

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🛣️最後に、宇都宮市で舗装工事をご検討中の方へ

アスファルト舗装やコンクリート舗装についてご理解いただけましたでしょうか。

宇都宮市でアスファルト舗装やコンクリート舗装をご検討中の方はぜひお気軽にご相談ください。

宇都宮市はもちろん、宇都宮市外の施工もぜひ当社にお任せください!

小さな駐車場から大規模な舗装まで幅広く対応しております。

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